誰でもイエス様を信じる人は、キリストにある兄弟と姉妹で、神の家族として愛し合うべきです。このことをふまえて、聖書を理解する事によって、「バプテスト」としての独自の立場を聖書から知ることができます。
Biblical Authority 聖書の権威
聖書は私たちにとって一切の権威であり、私たちが何を信じるべきか、どのように生きるべきかのことすべてを教えてくださいます。すなわち、クリスチャン生活のすべての大切なことにおいて私たちが導かれるためには、聖書だけで十分です。それ以外の神からのメッセージ、すなわち、夢、幻、異言などは必要ではありません。 (ヨハネ17:17, 使徒の働き17:11;Ⅱテモテ3:16-17;ヘブル4:12;Ⅱペテロ1:21)
Autonomy of the Local Church 教会の単立性
私たちは一つ一つの教会が、単立であるべきだと信じています。それぞれの教会は牧師と執事を自由に選び、教会を経営し、聖書の教えにしたがって生きていく権利をもっていることを信じています。(コロサイ1:18;Ⅰテモテ3:15;使徒の働き20:19-30)
Priesthood of Believers 信者の祭司職
私たちはすべての信者がすぐにでも、簡単に、いつでも祈りを通して神様に近づくことができると信じています。私たちは神様と交わるために、あるいは神様が私達と交わるために、ほかの人を通す必要はなく、教会の許可なども必要としません。私たちは直接神様に祈ることができ、神様もご自分の御心を直接私たちに示して下さいます。(Ⅰテモテ2:5-6;ヘブル4:14-16)
Two Offices Within the Church 教会の二つの要職
教会の要職は二つしかないと私たちは信じています。その二つの務めは牧師と執事です。牧師は牧者なるキリストの下の者です。その責任は、教会の家族の世話をし、偉大なる牧者イエス様に従うために彼らを導くことです。新約聖書で、牧師の要職は、「監督」と「長老」とも呼ばれています。
執事は教会の奉仕者です。執事は教会員で選ばれます。その責任は、牧師の仕事を手伝うことです。教会や牧師を支配するためではなく、教会の奉仕と教会の必要を満たすのを手伝うことです。(使徒の働き6:1-7;Ⅰテモテ3:1-13;テトス1:6-9;Ⅰペテロ5:1-4)
Individual Soul Liberty 個人の選択
一人一人の個人は自分の永遠の行き先を選択する自由があると信じています。しかし、この自由とともに、その選択の責任もあり、その選択のために、将来いつか神様に答えるときが来ます。イエス様を信じるということは、一人一人が自分で選択をしなければなりません。(ローマ10:17;ローマ14:1-8、12-23)
Security of the Believer 救いの保証
救いは神様からの賜物で、私達から奪われることは絶対ありません。人は一度救われると、いつまでも救われています。イエス様に与えられた永遠の命から私たちを引き離すものは一つもありません。天国は私たちの永遠の住まいであるという保証(ほしょう)を受(う)けることができます。(ヨハネ10:27、28;Ⅰペテロ1:3-5)
Two Ordinances 教会の二つの礼典
教会の家族として守らなければならないと聖書が教えている礼典は二つあることを信じています。それは、バプテスマと主の晩餐です。どちらも救いを与えるものではありません。両方とも、救いを象徴的に表すだけのもので、救いを与えるイエス様の死と葬りと復活を私たちに思い起こさせます。(マタイ28:19-20; 使徒の働(はたら)き2:38-43;使徒の働き 8:36-38; ローマ6:1-6; Ⅰコリント 11:23-24)